「海外旅行に行くけど、現地でネットをどうすればいいのか分からない…。」
「eSIMがいいと聞くけれど、どのサービスを選べばいいのか迷っている…。」
こういった悩みを抱えている方に向けて、本記事では海外eSIMの選び方とおすすめの海外eSIMをご紹介します。
私は年に何度も海外へ撮影に出かけており、現地では毎回海外eSIMを使っています。実際にairaloとSailyの両方を使ったうえで、それぞれの特徴を比較しました。
先に結論をお伝えすると、迷ったらairaloを選べば間違いありません。ただし用途によっては他のサービスが合う場合もあるので、判断できるように整理していきます。
海外eSIMで迷ったらairaloを選べば間違いない
海外eSIMは数多くのサービスがありますが、初めて使う方がまず選ぶべきはairaloです。
世界初のeSIMストアとして2019年から運営されており、利用者数は2,000万人を超えています。
対応国は200以上、プランの種類も豊富で、渡航先を選ばず使えるのが強みです。
海外eSIM主要4社の比較早見表
| 項目 | airalo | Saily | trifa | Holafly |
|---|---|---|---|---|
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 運営会社 | Airalo(シンガポール) | Nord Security | trifa(日本) | Holafly(スペイン) |
| サービス開始 | 2019年 | 2023年 | 2022年 | 2019年 |
| 対応国数 | 200以上 | 190以上 | 200以上 | 190以上 |
| 料金体系 | USD建て | USD建て | 日本円 | USD建て |
| データ容量 | 1GB〜無制限 | 1GB〜無制限 | 1GB〜無制限 | 無制限のみ |
| 日本語対応 | アプリは日本語 | アプリは日本語 | 完全日本語 | 一部日本語 |
| 有人日本語サポート | なし | なし | あり(24時間) | 一部あり |
| テザリング | 可 | 可 | 可 | 不可またはプランによる |
| こんな人におすすめ | 迷ったらこれ | 手軽に設定したい | 日本語サポート重視 | 容量無制限で使いた |
海外eSIMとは|仕組みをわかりやすく解説
eSIMは「embedded SIM(組み込み型SIM)」の略で、スマートフォンに内蔵されているデジタルSIMのことです。
従来のように物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、オンラインで購入してデータをダウンロードするだけで使えるようになります。
海外eSIMと物理SIMの違い
| 項目 | eSIM | 物理SIM |
|---|---|---|
| 形状 | 端末に内蔵 | カード |
| 購入方法 | オンラインで完結 | 店舗や空港で受け取り |
| 差し替え | 不要 | 必要 |
| 日本のSIMとの併用 | 可能(デュアルSIM) | 端末による |
| 紛失リスク | なし | あり |
| 開通までの時間 | 数分 | 店舗に行く時間が必要 |
最大の違いは、海外現地に着いてから何かを受け取る必要がないという点です。日本にいるうちに購入とインストールを済ませておけば、飛行機を降りた瞬間からネットが使えます。
海外eSIMのメリット
オンラインで完結するため、空港のカウンターに並ぶ必要がありません。
物理的なSIMカードを紛失する心配もなく、日本のSIMを抜かずにそのまま使えます。
料金も海外Wi-Fiレンタルと比べて安く、荷物が増えることもありません。
海外eSIMのデメリット
対応機種でないと使えないという制約があります。
また、基本的にデータ通信専用なので電話番号は付与されません。音声通話やSMSの受信ができない点は理解しておく必要があります。
設定を自分で行う必要があるため、機械操作が苦手な方は最初に戸惑うかもしれません。ただ一度覚えてしまえば、次回からは数分で終わります。
海外eSIM対応の機種一覧
主なeSIM対応機種は以下の通りです。
iPhoneの場合、iPhone XS、XS Max、XR(2018年発売)以降のモデルが対応しています。
Androidの場合は、Google Pixel 3以降、Galaxy S20以降、Xperia 1 IV以降などが対応しています。
ただし同じ機種でも、日本国内で販売されたモデルは対応していないケースがあります。購入前に必ず、各eSIMサービスの対応機種一覧でご自身の端末を確認してください。
確認方法としては、iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」で「EID」という項目が表示されていればeSIM対応です。
SIMロック解除は必要か
必要です。
SIMロックがかかっている端末では、海外eSIMを使うことができません。
2021年10月以降に発売された端末は原則SIMロックがかかっていませんが、それ以前に購入した端末は各キャリアの手続きページからSIMロック解除を行ってください。手数料は無料です。
海外旅行に海外eSIMは必要?
結論から言うと、今の時代の海外旅行において、eSIMはほぼ必須です。
これは大げさな表現ではなく、実際に現地を歩いてみると実感します。
海外でネットが使えないと何に困るのか
海外でスマホが使えないと、想像以上に多くのことができなくなります。
地図が見られない。乗り換えを調べられない。レストランを探せない。翻訳アプリが使えない。UberやGrabといった配車アプリが呼べない。予約確認のメールが開けない。
日本国内であれば「まあ何とかなる」と思えることでも、言葉が通じない場所ではそうはいきません。
Googleマップが使えないと道に迷う
私の場合、特に困るのがGoogleマップです。
海外の街を歩くとき、Googleマップがあるかないかで安心感がまったく違います。
事前にオフラインマップをダウンロードしておく方法もありますが、リアルタイムの交通情報や営業時間は確認できません。
私は撮影のために早朝や夜に移動することも多いのですが、そういうときに地図が使えないのは単純に危険です。
ホテルやフリーWi-Fiだけでは足りない
ホテルのWi-Fiは部屋にいるときしか使えません。カフェのフリーWi-Fiも、店に入らなければ使えないうえに、速度が遅かったり接続が不安定だったりします。
そして何より、外を歩いている時間こそネットが必要なんですよね。
加えて、海外のフリーWi-Fiはセキュリティ面のリスクもあります。暗号化されていない回線で個人情報を扱うのは避けたほうがいいでしょう。
海外Wi-Fiレンタルは重くて高い
以前は海外Wi-Fiレンタルが主流でしたが、今は全く異なりますし、海外eSIMと比較してデメリットが多いです。
端末とモバイルバッテリーを常に持ち歩く必要があり、荷物が増えます。撮影機材を持って移動する身としては、この重さは無視できません。
空港での受け取りと返却も手間です。出発前に並び、帰国後にまた返却カウンターへ行く必要があります。
料金もeSIMと比べて割高です。しかも紛失や破損時には弁償が必要になります。
そして意外と困るのがバッテリーです。1日歩き回るとWi-Fi端末の電池が切れることがあり、スマホとWi-Fi端末の両方を充電しなければなりません。
海外Wi-Fiレンタルが向いているケース
とはいえ、Wi-Fiレンタルがまったく無意味というわけではありません。
家族4人で旅行する場合など、複数人で1台を共有するならコスパは悪くありません。(※家族バラバラで行動する際は別です。)
また、eSIM非対応の端末を使っている方や、設定作業に不安がある方にとっては、受け取ってスイッチを入れるだけのWi-Fiレンタルの方が確実です。
一人旅やカップルでの旅行であれば、海外eSIM一択となります。
海外eSIMの選び方|失敗しない5つの基準
海外eSIMを選ぶときは、以下の5点を確認してください。
渡航先で選ぶ(単国プランと周遊プラン)
eSIMのプランは大きく分けて3種類あります。
単国プランは、1つの国だけで使えるプランです。1カ国に滞在する旅行なら、単国プランが最も安くなります。
地域プランは、ヨーロッパやアジアなど特定の地域内で使えるプランです。複数国を周遊する場合に便利です。
グローバルプランは、世界中で使えるプランです。多国間を移動する場合に選択肢になりますが、料金は高くなります。
私のようにヨーロッパを複数国まわる場合は、地域プランを選ぶことになります。1カ国ずつ単国プランを買うより、結果的に安く済むことが多いです。
ちなみに先日行ったヨーロッパ撮影旅においても、ヨーロッパの海外eSIMプランを購入しました。
必要なデータ容量から選ぶ
海外では日本にいるとき以上にデータを使います。地図の利用が増えるためです。
目安としては以下の通りです。
| 使い方 | 1日あたりの目安 |
|---|---|
| 地図と検索がメイン | 300MB〜500MB |
| SNSも使う | 500MB〜1GB |
| 動画視聴やビデオ通話もする | 1GB〜2GB |
3日間の旅行なら3GB、1週間なら5GB〜10GBあたりが現実的なラインです。
容量が足りなくなってもアプリから追加購入できるので、最初は少なめに買って様子を見るという選び方もあります。
日本語サポートの有無で選ぶ
海外eSIMの多くは海外企業が運営しているため、サポートは英語が基本です。
アプリの表示自体は日本語対応しているサービスが多いのですが、トラブルが起きて問い合わせをする際に日本語で対応してもらえるかどうかは、サービスによって異なります。
英語でのやり取りに不安がある方は、日本語サポートを提供しているサービスを選ぶと安心です。
テザリングの可否で選ぶ
同行者にネットを共有したい場合、テザリングに対応しているかどうかは重要です。
サービスやプランによってはテザリングが制限されている場合があります。特に無制限プランは、テザリング不可となっているケースが見られます。
購入前にプランの詳細で確認してください。
運営会社の実績で選ぶ
これは私が重視している基準です。
海外eSIMは数多くのサービスがありますが、中には運営期間が短かったり、実績が不明瞭だったりするものもあります。
現地で通信できないというトラブルは、旅行そのものを台無しにしかねません。多少の価格差より、確実に繋がることの方が重要だと考えています。
利用者数や運営年数、実際の口コミを確認したうえで選ぶことをおすすめします。
海外eSIMおすすめ第1位 airalo|世界初のeSIMストア
airaloの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | Airalo(シンガポール) |
| サービス開始 | 2019年 |
| 利用者数 | 2,000万人以上 |
| 対応国・地域 | 200以上 |
| データ容量 | 1GB〜20GB |
| 料金体系 | USD建て |
| アプリ | 日本語対応 |
| サポート | 24時間チャット(英語ベース) |
| テザリング | 対応(プランによる) |
airaloは2019年にシンガポールで設立された、世界初のeSIMストアです。
eSIM市場が本格化する前から運営されており、この分野では最も実績のあるサービスと言えます。
airaloの料金プラン
料金は渡航先とデータ容量によって変わります。プランは3種類に分かれています。
| プランの種類 | 対象 | 料金の目安 | データ容量 |
|---|---|---|---|
| ローカル(単国) | 1カ国のみ | 4.50ドル〜 | 1GB〜100GB |
| リージョナル(地域) | アジア、ヨーロッパなど | 5ドル〜185ドル | 1GB〜100GB |
| グローバル | 世界200以上の国と地域 | 24ドル〜 | 1GB〜20GB |
代表的な渡航先の料金は以下の通りです。
| 渡航先 | データ容量 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 韓国 | 1GB〜 | 4.00ドル〜 |
| グローバル | 3GB / 30日 | 24.00ドル |
| グローバル | 5GB / 60日 | 35.00ドル |
料金は渡航先・容量・有効期限の組み合わせによって変わるため、実際の価格はアプリまたは公式サイトでご確認ください。
airaloの特徴は、1GBから細かくデータ量を選べる点です。
短期の旅行で少量だけ使いたい場合、必要以上の容量を買わずに済みます。
なお料金はUSD建てなので、円安のタイミングでは日本円換算で割高になる点は理解しておいてください。
airaloのメリット
対応国が200以上と業界最多クラスで、渡航先を選びません。プランの種類が豊富で、単国・地域・グローバルのすべてに対応。
2019年から運営されており、利用者数2,000万人以上という実績がありますし、アプリの表示は日本語に対応しており、購入から設定まで日本語で進められます。
データが足りなくなった場合、アプリからチャージできます。同じeSIMに追加できるので、再インストールは不要です。
airaloのデメリット
料金がUSD建てのため、為替の影響を受けます。円安局面では割高に感じられます。
サポートは英語が基本です。チャットで日本語を使うこともできますが、自動翻訳を介した対応になります。
また、これはairaloに限った話ではありませんが、電話番号は付与されないため音声通話とSMSは利用できません。
airaloがおすすめな人
初めて海外eSIMを使う方。
複数の国を周遊する予定がある方。
運営実績を重視する方。
必要な分だけ細かく容量を選びたい方。
海外eSIMおすすめ第2位 Saily|NordVPN運営の安心感
Sailyの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | Nord Security |
| サービス開始 | 2023年 |
| 対応国・地域 | 190以上 |
| データ容量 | 1GB〜20GB |
| 料金体系 | USD建て |
| アプリ | 日本語対応 |
| 支払い形態 | 都度購入型(定期課金なし) |
| テザリング | 対応 |
Sailyは、VPN大手のNordVPNを運営するNord Security社が提供する海外eSIMサービスです。
セキュリティ分野で長年の実績を持つ企業が運営しているという点が、他社にはない安心材料になっています。
Sailyの料金プラン
Sailyは1GBから始まる従量制のプランが中心です。フランス、イタリア、スペイン、イギリスなど一部の渡航先では無制限プランも提供しています。
| プラン | 料金の目安 |
|---|---|
| 最安プラン(1GB / 7日) | 1.99ドル〜 |
| 無制限プラン | 渡航先による |
| アメリカの電話番号オプション | 月額0.99ドル〜 |
Sailyの特徴として、オプションでアメリカの電話番号を追加できるサービスがあります。SMS認証が必要な場面で役立つ機能です。
Sailyのメリット
NordVPNを運営する企業が提供しているため、セキュリティ面での信頼性が高いです。
アプリの設計がシンプルで、購入から設定までの流れが分かりやすくなっています。
都度購入型なので、定期課金の解約手続きが不要です。プランは有効期限で自動的に終了します。
Sailyのデメリット
2023年開始と比較的新しいサービスのため、airaloと比べると運営実績は短くなります。
地域プランやグローバルプランの種類は、airaloほど豊富ではありません。多国を細かく周遊する場合は、airaloの方が選択肢が多くなります。
サポートはアプリ内から受けられますが、日本語の有人サポートを求める場合は他社を検討する必要があります。
Sailyがおすすめな人
NordVPNを使っている方。
セキュリティ面の信頼性を重視する方。
シンプルなアプリで手軽に設定したい方。
海外eSIMおすすめ第3位 trifa|日本語サポート重視なら
trifaの基本情報と料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | trifa(日本) |
| 対応国・地域 | 200以上 |
| データ容量 | 1GB〜無制限 |
| 料金体系 | 日本円 |
| アプリ | 完全日本語 |
| サポート | 24時間日本語対応 |
| テザリング | 対応 |
trifaは日本企業が運営する海外eSIMサービスです。
料金は日本円建てで、為替の影響を受けません。
| 渡航先 | データ容量 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 韓国 | 3GB | 960円 |
| アメリカ | 3GB | 2,230円 |
渡航先や時期によって料金は変動するため、実際の価格はアプリでご確認ください。
データ容量は1GBから無制限まで選択できます。
trifaのメリット・デメリット
最大の強みは、24時間の日本語サポートです。
海外eSIMの多くは海外企業が運営しているため、トラブル時の問い合わせが英語になります。trifaは日本企業なので、完全な日本語でやり取りできます。
また料金が日本円建てなので、為替変動の影響を受けません。円安局面では、USD建てのサービスより有利になる場合があります。
データ容量も1GBから無制限まで選べるため、使い方に応じて柔軟に選択可能。一方で、日本での運営に特化しているぶん、グローバルな利用者数や実績ではairaloに及びません。
trifaがおすすめな人
初めてeSIMを使う方。
英語でのやり取りに不安がある方。
日本円で決済したい方。
トラブル時に日本語で相談したい方。
海外eSIMおすすめ第4位 Holafly|データ無制限で使いたいなら
Holaflyの基本情報と料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | Holafly(スペイン) |
| サービス開始 | 2019年 |
| 対応国・地域 | 190以上 |
| データ容量 | 無制限プランが中心 |
| 料金体系 | USD建て |
| テザリング | 不可またはプランによる |
Holaflyは、データ無制限プランに特化した海外eSIMサービスです。
料金は「1日あたりいくら」という日数課金制で、購入する日数が長いほど1日あたりの単価が下がります。
| 渡航先 | プラン | 料金の目安 | 1日あたり |
|---|---|---|---|
| タイ | 1日・無制限 | 3.90ドル | 3.90ドル |
| タイ | 15日・無制限 | 50.90ドル | 約3.39ドル |
| アメリカ | 7日・無制限 | 約1,350円 | 約193円 |
なお、Holaflyは1日から90日までのプランを用意しています。
Holaflyのメリット・デメリット
最大の特徴は、データ容量を気にせず使えることです。
動画視聴やビデオ通話を頻繁に行う方、滞在期間が長い方にとっては、残量を気にしなくていいというのは大きなメリットです。
日数が長くなるほど1日あたりの単価が下がるため、中長期の旅行では割安になります。
一方で注意点として、テザリングが制限されているプランがあります。同行者とネットを共有したい場合は、購入前に必ず確認してください。
また、少量のデータで足りる短期旅行の場合は、従量制のairaloやSailyの方が安くなります。
Holaflyがおすすめな人
データ容量を気にせず使いたい方。
1週間以上の中長期旅行をする方。
現地で動画視聴やビデオ通話を頻繁に行う方。
海外eSIMを料金で比較|一番安いのはどこ?
料金は渡航先によって各社の優劣が入れ替わります。「このサービスが常に最安」というものはありません。
実際の旅行シナリオで比較してみます。
韓国3GBで比較
| サービス | 料金の目安 |
|---|---|
| trifa | 960円 |
| airalo | 約1,650円 |
韓国のような近距離かつ短期の旅行では、日本円建てのtrifaが有利になるケースがあります。
アメリカ3GBで比較
| サービス | 料金の目安 |
|---|---|
| trifa | 2,230円 |
| airalo | 約2,400円 |
アメリカでは両者の差はほとんどありません。
無制限で使いたい場合の比較
| サービス | プラン | 料金の目安 |
|---|---|---|
| Holafly | アメリカ7日・無制限 | 約1,350円 |
| Saily | 1GB / 7日 | 1.99ドル〜 |
大量のデータを使う前提であれば、Holaflyの無制限プランがコストパフォーマンスで優位です。
一方、少量しか使わない場合は従量制のairaloやSailyの方が安くなります。韓国に2日間滞在して500MBしか使わないのであれば、無制限プランを買う必要はありません。
※上記はいずれも2026年時点の参考値です。為替レートとプラン内容は変動するため、購入時には必ず各公式サイトで最新の価格をご確認ください。
安さだけで選ぶと後悔する理由
料金は確かに重要ですが、それだけで選ぶことはおすすめしません。
理由は、現地で繋がらなかったときのリスクが大きすぎるからです。
数百円を節約するために実績の乏しいサービスを選び、現地で通信できなければ、その旅行自体が台無しになります。地図も見られず、調べ物もできず、連絡も取れない状態で異国の街に立つことを想像してみてください。
私が運営会社の実績を重視しているのは、この点があるからです。
多少高くても確実に繋がるサービスを選ぶ。これが海外eSIM選びの基本だと考えています。
海外eSIMのアプリを比較
海外eSIMは基本的に専用アプリを使って購入・管理します。
アプリの使いやすさは、実際の利用体験に直結する部分です。
アプリの使いやすさ比較
| サービス | アプリの特徴 |
|---|---|
| airalo | 国名検索からプラン購入までの導線が分かりやすい |
| Saily | シンプルな設計で操作が少ない |
| trifa | 完全日本語で初心者にも分かりやすい |
| Holafly | 無制限プランのみのため選択肢がシンプル |
日本語表示に対応しているか
主要4社とも、アプリの表示は日本語に対応しています。
ただし「アプリが日本語で使える」ことと「日本語でサポートを受けられる」ことは別です。
トラブル時の問い合わせまで日本語で完結させたい場合は、trifaのように日本語有人サポートを提供しているサービスを選ぶ必要があります。
残量確認やチャージのしやすさ
旅行中に確認したくなるのが、残りのデータ容量です。
主要サービスはいずれもアプリから残量を確認でき、足りなくなった場合はその場でチャージできます。
チャージした容量は同じeSIMに追加されるため、再インストールや再設定は不要です。
海外eSIMで電話番号は使える?
ここは意外と見落とされがちなポイントです。
基本的にデータ通信専用で電話番号は付かない
海外eSIMの多くは、データ通信専用です。
電話番号は付与されないため、音声通話やSMSの送受信はできません。
「eSIMを契約したのに電話がかけられない」という状況を避けるため、この点は事前に理解しておいてください。
LINE通話やWhatsAppは問題なく使える
電話番号が使えないと聞くと不安になるかもしれませんが、実際の利用ではほとんど困りません。
LINE通話、WhatsApp、FaceTime、Zoomといったアプリを使った通話は、データ通信で行われるため問題なく利用できるからです。
海外で誰かと連絡を取る場合、実際にはこうしたアプリを使うことがほとんどです。
SMS認証が必要な場合の対処法
問題になるのは、SMS認証が必要なサービスを使う場合です。
銀行アプリやクレジットカードの本人確認、一部のWebサービスでは、SMSでの認証コード受信が求められます。
この場合は、日本のSIMを残したままデュアルSIMで運用してください。
日本のSIMのデータローミングはオフにしておけば、通信料は発生しません。SMSの受信は可能なので、認証コードを受け取れます。
なお、海外でのSMS受信には料金がかかる場合があるため、契約キャリアの料金体系を確認しておくと安心です。
電話番号付きのeSIMもある
数は限られますが、電話番号が付与されるeSIMサービスも存在します。
現地で電話をかける必要がある方、SMS認証を頻繁に使う方は、そうしたサービスを検討する選択肢もあります。
ただし料金は割高になる傾向があります。
海外eSIMはテザリングできる?
同行者とネットを共有したい場合、テザリングの可否は重要な確認事項です。
サービスによって対応が異なる
海外eSIMのテザリング対応は、サービスとプランによって異なります。
一般的に、従量制のプランはテザリングに対応していることが多く、無制限プランは制限されているケースが見られます。
これは無制限プランで大量のデータが消費されることを防ぐためだと考えられます。
主要4社のテザリング対応状況
| サービス | テザリング |
|---|---|
| airalo | 対応 |
| Saily | 対応 |
| trifa | 対応 |
| Holafly | 不可またはプランによる |
※プランごとに条件が異なる場合があります。購入前に各プランの詳細をご確認ください。
テザリングを使う際の注意点
テザリングを使うと、データ消費が一気に増えます。
パソコンで作業をする場合、スマホで使うときの何倍もの容量を消費することがあるため、容量に余裕を持たせておいてください。
また、テザリング中はスマホのバッテリー消費も激しくなります。モバイルバッテリーを持ち歩くことをおすすめします。
airaloの使い方|購入から接続までの手順
ここからは、実際にairaloを使う手順を解説します。
基本的な流れは他のサービスでも同じです。
アプリのインストールと会員登録
App StoreまたはGoogle Playからairaloのアプリをダウンロードします。
メールアドレス、またはGoogleアカウントやApple IDで会員登録を行います。
この作業は日本にいるうちに済ませておいてください。
プランの選び方と購入手順
アプリを開き、渡航先の国または地域を検索します。
表示されたプランから、必要なデータ容量と有効期間のものを選びます。
料金を確認して購入すれば完了です。支払いはクレジットカードのほか、Apple PayやGoogle Payにも対応しています。
eSIMのインストールは日本で済ませておく
購入後、eSIMを端末にインストールします。
ここで重要なのが、インストールは必ず日本にいるうちに済ませておくということです。
現地の空港でWi-Fiを探しながら作業するのは時間の無駄ですし、通信が不安定だとエラーが出ることもあります。
インストール自体はデータ通信の消費開始を意味しないので、出発前に済ませておいて問題ありません。
現地でのアクティベート方法
アクティベート(有効化)は、現地に到着してから行います。多くのプランは、アクティベートした時点から有効期限のカウントが始まります。
現地に着いたら、設定画面でairaloのeSIMをオンにし、モバイルデータ通信の回線として選択します。
通常は数分以内に接続されますが、国や通信環境によっては時間がかかることもあります。
iPhoneでの設定手順
「設定」→「モバイル通信」を開きます。
airaloのeSIMを選択し、「この回線をオンにする」をオンにします。
「モバイルデータ通信」でairaloのeSIMを選択します。
「データローミング」をオンにします(海外eSIMはローミングをオンにする必要があります)。
Androidでの設定手順
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」を開きます。
airaloのeSIMを選択して有効化します。
モバイルデータの回線としてairaloを選択します。
ローミングをオンにします。
※機種によってメニュー名が異なる場合があります。
日本のSIMと海外eSIMの切り替え方法
海外eSIMを使う際、日本のSIMをどう扱うかは重要なポイントです。
ここを間違えると、意図しない高額請求につながることがあります。
デュアルSIMの仕組み
eSIM対応の端末は、物理SIM(日本のSIM)とeSIM(海外eSIM)を同時に入れておくことができます。
これをデュアルSIMと呼びます。
日本のSIMを抜く必要がないので、帰国後もそのまま使えますし、旅行中も日本の番号でSMSを受信できます。
モバイルデータ通信の回線を切り替える
現地に着いたら、モバイルデータ通信に使う回線を海外eSIMに切り替えてください。
iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」から選択します。
ここが日本のSIMのままだと、日本のキャリア回線を使うことになり、国際ローミング料金が発生します。
日本のSIMのデータローミングは必ずオフに
これが最も重要な設定です。日本のSIMの「データローミング」をオフにしてください。
オフにしておけば、日本のSIMが海外の回線に接続することはないので、意図しない通信料は発生しません。
設定場所は、iPhoneなら「設定」→「モバイル通信」→「日本のSIM」→「データローミング」です。
この設定を忘れると、知らないうちに高額な請求が発生する可能性があります。出発前に必ず確認してください。
帰国後に元に戻す手順
帰国したら、モバイルデータ通信の回線を日本のSIMに戻します。
日本のSIMのデータローミングは、オフのままで問題ありません(国内では不要です)。
使い終わった海外eSIMのプロファイルは、設定画面から削除できます。ただし残りの有効期限がある場合は、そのまま残しておいても構いません。
海外eSIMを使うときの注意点
アクティベートのタイミングに注意
前述の通り、多くのプランはアクティベートした時点から有効期限のカウントが始まります。
現地に到着してから有効化するようにしてください。
なお、インストール(端末への追加)は日本で済ませておくのが正解です。この2つは別の作業なので混同しないよう注意してください。
繋がらないときの対処法
現地でeSIMが繋がらない場合、以下を順に試してみてください。
機内モードを一度オンにして、10秒ほど待ってからオフにします。これで再接続が走ることが多いです。
改善しない場合は端末を再起動します。
次に、モバイルデータ通信の回線が海外eSIMになっているか確認してください。日本のSIMのままだと通信できません。
データローミングがオンになっているかも確認します。海外eSIMはローミングをオンにする必要があります。
それでも繋がらない場合は、手動でネットワークを選択する方法があります。設定からキャリア選択を自動からオフにして、対応キャリアを手動で選びます。
各サービスともアプリからサポートに問い合わせできるので、解決しない場合は連絡してみてください。
意図しないローミング料金を防ぐ
繰り返しになりますが、日本のSIMのデータローミングは必ずオフにしてください。
海外eSIM自体は前払い制なので、購入した容量を超えて請求されることはありません。
高額請求が発生するとすれば、それは日本のSIM側でローミングが有効になっているケースです。
対応機種かどうか必ず確認する
購入前に、お使いの端末がeSIM対応かつSIMフリーであることを確認してください。
対応していない端末では利用できず、返金対象外となる場合もあります。
海外eSIMのよくある質問
- eSIMは日本にいるうちに購入しておくべきですか?
-
はい。購入とインストールは日本で済ませておいてください。現地でWi-Fiを探しながら設定するのは手間ですし、通信が不安定だとエラーが出ることもあります。
ただしアクティベート(有効化)は現地に着いてから行ってください。
- データ容量が足りなくなったらどうすればいいですか?
-
各サービスのアプリからチャージできます。同じeSIMに容量が追加されるので、再インストールや再設定は不要です。
- 複数の国を旅行する場合はどうすればいいですか?
-
地域プランまたはグローバルプランを選んでください。1カ国ずつ単国プランを買うより安くなることが多いです。
airaloは地域プランの種類が豊富なので、複数国を周遊する場合に適しています。
- eSIMは何日前に買っておくべきですか?
-
購入自体はいつでも構いませんが、出発の数日前までに購入とインストールを済ませておくと安心です。
万が一トラブルがあっても、出発前に対応できます。
- テザリングはできますか?
-
サービスとプランによって異なります。従量制のプランは対応していることが多く、無制限プランは制限されているケースがあります。購入前にプラン詳細でご確認ください。
- 現地で電話をかけることはできますか?
-
海外eSIMの多くはデータ通信専用のため、通常の音声通話はできません。
LINE通話やWhatsAppといったアプリ経由の通話は問題なく利用できます。
- Wi-Fiレンタルとどちらがいいですか?
-
一人旅やカップルでの旅行ならeSIM、家族4人など複数人で共有するならWi-Fiレンタルの方がコスパが良くなる場合があります。
ただし荷物の重さ、受け取りと返却の手間、バッテリー管理を考えると、私はeSIMをおすすめします。
まとめ
海外旅行において、海外eSIMはほぼ必須のサービスです。
以前はホテルのWi-Fiやフリーwi-Fiで何とかしていた時代もありましたが、今となっては不便すぎて戻れません。Googleマップが使えるかどうかだけでも、旅の安心感がまったく変わります。
海外Wi-Fiレンタルという選択肢もありますが、荷物が増え、受け取りと返却の手間があり、料金も高くなります。一人旅やカップルでの旅行であれば、eSIM一択だと考えています。
サービス選びについて改めて整理すると、次のようになります。
迷ったらairalo。世界初のeSIMストアとして2019年から運営され、対応国は200以上、利用者数は2,000万人以上。実績と使いやすさのバランスが最も優れています。
セキュリティ面の信頼性を重視するならSaily。NordVPNを運営する企業が提供しており、アプリもシンプルで扱いやすいサービスです。
日本語サポートを重視するならtrifa。日本企業が運営しており、24時間の日本語対応と日本円決済という安心感があります。
データ容量を気にせず使いたいならHolafly。無制限プランに特化しているので、長期滞在や動画視聴が多い方に向いています。
私自身は海外撮影に行くたびにairaloを使っていますが、これは実績と使いやすさを重視した結果です。
海外eSIMは、一度使えば手放せなくなるサービスです。次の海外旅行では、ぜひ試してみてください。



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